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定は、その携帯電子機器が使用される航空機のオペレータによってなされなければならない。それ以外の航空機の場合は、判定はPICあるいはそのオペレータによって判定されればよい。
2.2.2 米国アドバイザリーサーキュラー91.21-1「機内に持ち込まれる携帯用電子機器の使用」(1993年8月20日発行)(抄訳)1 目的本アドバイザリー・サーキュラーは航空機の運航者に対し、FARセクション91.21に従うための情報および手引きを与えるものである。携帯用電子機器が航空機の通信と航法機器に妨害を与える可能性があるという理由から、FARセクション91.21が制定された。FARでは特定の携帯用電子機器、および運航者が航空機の安全運航に対する妨害の原因とならないと判定したその他の機器の使用を認めている。ここに述べられている勧告はFARセクション91.21の要求に従うための一つの方法であるが唯一の方法ではない。
2. 廃棄
AC91-47携帯用電子機器の使用…無線受信機 Mar23, 1977
3. 関連FARセクション
FARセクション91.21
4. 背景
FARセクション91.21(以前は91.19)は、当初1961年に米国の航空会社の航空機および米国籍の航空機上で、VORが航法の目的で使われているときの携帯用FMラジオ受信機の作動を禁止する目的で制定された。その後FAAは、その他の携帯用電子機器も機上で作動させた場合、航空機の通信および航法機器に対する危険性があると断定した。アメンドメント91-35によりFARセクション91.19の範囲が変更され、機上での使用が禁止される機器が追加された。RTCASC(特別委員会)156により行われた研究、RTCA/DO-199“機内持ち込み機器からの機上電子システムヘの妨害の可能性”が、機上での携帯用電子機器の作動の影響を理解するのに多大な貢献をした。
5. 検討
FARセクション91.21は航空機の運航者が航法および通信機器に妨害を与えないと判定した携帯用電子機器の作動を認めている。個々の機器の影響の判定は、運航者あるいはパイロットが行なうことができる。ある場合では、精密な試験機器を使用しない運航者が行なう作

 

 

 

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